車両保険が安い自動車保険

2019年11月20日

車両保険を付けると契約車両の車にキズが入ったり盗難された場合でも車両保険金額を上限に保険会社から補償してもらうことができます。しかし車両保険を付けると保険料が大きくアップするので、付けるかどうか迷われている方も多いと思います。そこで車両保険が安い保険会社の見積もりを比較しランキング形式で紹介しています。また車両保険を節約するポイントも解説しています。

車両保険の保険料が安い自動車保険ランキング

損害保険会社 車種 平均保険料
プリウス セレナ N-BOX
ZVW51/350万円/AEB有 GFC27/300万円/AEB有 JF3/200万円/AEB有
アクサダイレクト 39,500円 31,430円 32,220円 34,383円
62,290円 49,280円 47,130円 52,900円
86,830円 71,370円 65,570円 74,590円
イーデザイン損保 61,770円 46,320円 58,170円 55,420円
92,610円 73,280円 87,030円 84,307円
128,630円 104,780円 116,460円 116,623円
SBI損保 47,130円 35,530円 41,260円 41,307円
76,320円 61,040円 65,400円 67,587円
108,170円 88,860円 87,160円 94,730円
おとなの自動車保険 57,070円 48,340円 56,680円 54,030円
88,040円 78,080円 86,360円 84,160円
121,240円 109,950円 112,580円 114,590円
ソニー損保 59,780円 44,710円 50,720円 51,737円
96,030円 76,420円 79,000円 83,817円
135,260円 110,720円 104,240円 116,740円
チューリッヒ 41,240円 31,220円 35,600円 36,020円
63,750円 50,880円 53,440円 56,023円
95,560円 78,610円 68,450円 80,873円
三井ダイレクト損保 43,000円 34,070円 40,200円 39,090円
65,170円 50,420円 50,740円 55,443円
97,340円 78,560円 69,400円 81,767円
損保ジャパン日本興亜 71,720円 56,980円 60,320円 63,007円
104,770円 85,870円 89,190円 93,277円
139,740円 116,440円 114,380円 123,520円
★見積もり条件:対人、対物賠償保険=無制限、人身傷害保険(中+外)=3,000万円、搭乗者傷害保険=無、対物超過修理費用=50万円、その他特約=無(※自動付帯除く)、年齢条件=26歳以上、補償範囲=本人+配偶者、等級=6S事故無し、免許の種類=ゴールド、年間走行距離=7,000~8,000km、都道府県=東京都
★ランキング方法:人気自動車3車種(プリウス、セレナ、N-BOX)のエコノミー(中段、免責5-10万円)、一般型(下段、免責5-10万円)をそれぞれ最も安い順からランキング。上段は車両保険なしの保険料。

1位 アクサダイレクト
アクサダイレクトの車両保険

今回の見積もり条件では、「一般型」「エコノミータイプ」を問わず車両保険を付けた場合に最も安い保険料となったのはアクサダイレクトです。車両保険を付けなかった場合の保険料と比べると、エコノミータイプではおよそ18,500円のプラス、一般型ではおよそ40,000円のプラスとなり、他社に比べてアップする金額は大きくなります。しかしながら、車両保険を付けなかった場合の保険料が最も安い水準となっているためランキング1位となりました。

アクサダイレクトの車両保険には「一般(フルカバータイプ)」と「車体車+A(スタンダードタイプ)」の2種類があり、フルカバータイプでは当て逃げや自損事故、自転車との接触など幅広い補償を受けられます。また「地震・噴火・津波危険特約」を付けることによって、通常の車両保険では補償されない地震や噴火による損害でも補償されるようになります。

2位 三井ダイレクト損保
三井ダイレクト損保の車両保険

「エコノミータイプ」では2位、「一般型」では3位にランクインしたのは三井ダイレクト損保です。車両保険を付けなかった場合の平均保険料は全体の3位という見積もり結果でしたが、車両保険を付けても保険料が大きくアップしないのが三井ダイレクト損保の特徴です。車種にもよりますが特にエコノミータイプは10,000~20,000円ほどの保険料をプラスすれば補償を付けることができので、最低限の補償が欲しいという方には契約を検討したい自動車保険です。

三井ダイレクト損保では「一般タイプ」と「限定タイプ」の2種類で販売されており、車両保険を付けている契約者の約72%の人が一般タイプを選んでいます。また「身の回り品補償特約」をセットすれば、事故時に車に掲載していたゴルフセットやカメラなどの携行品の修理費用を補償してくれます。この特約では1事故あたり設定した保険金額まで補償されます。

2位 チューリッヒ
チューリッヒの車両保険

「一般型」では2位、「エコノミータイプ」では3位にランクインしたのチューリッヒです。今回のランキングでは三井ダイレクト損保と似た結果となったため2位にランクさせていただきました。チューリッヒもアクサダイレクトと同じく車両保険を付けなかった場合の保険料がもともと安く、付帯させた場合でも大きく保険料がアップしていないのが特徴です。

チューリッヒでは「一般(ワイドカバー)」と「限定カバー」の2種類で販売されていますが、契約者の84%がワイドカバーを選択しているのが特徴です。また保険対象の車が全損した場合には臨時費用として保険金額の5%が支払われたり、免責ゼロ特約を付けることによって1回目の事故に限り自己負担金をゼロにすることもできます。

→ 【2019年総合】保険料が安い自動車保険ランキング(リンク)

車両保険の保険料の決まり方

車両保険を付けることによって保険料がアップしますが、タイプの違いや免責金額、保険金額の大きさによって保険料も変わってきます。車両保険の保険料の決まり方について解説しています。

車両保険には2つのタイプ

車両保険には大きく分けて「一般型」「エコノミー」の2つのタイプがあり、補償範囲の大きさが異なるため契約したタイプによって保険料も変わります。現在ではほとんどの損害保険会社で2つのタイプから選択する形になっており、保険会社によっては一般型は「フルカバー」「ワイドカバー」など、エコノミーは「限定カバー」「スタンダード」などの名称で販売されています。

補償範囲 車両保険のタイプ
一般型 エコノミー
(車体車+限定A)
車同士
当て逃げ ×
自転車との接触事故 ×
自損事故 ×
落書き、いたずら
盗難
台風、竜巻、洪水、火災、爆発、高潮 ×
地震、津波、噴火 × ×

「一般型」は車同士の事故をはじめ相手の車の所有者や運転手がわからない当て逃げ、電柱やガードレールなどにぶつけて車両にキズが入った自損事故や自転車との接触事故など、契約車両をさまざまなリスクから守ることができます。

一方で「エコノミータイプ」は相手方がわかる車同士の事故や盗難、落書きだけに補償範囲が限られています。その分、一般型に比べるとエコノミータイプは保険料が抑えられており、今回の見積もり条件でも数万円もの保険料の差が生まれています。ただしどちらのタイプも地震や津波、噴火による損害には対応していないので注意が必要です。

車両保険金額の大きさ

車両保険金額とは車種や型式、初年度登録年月に応じて保険会社が設定している「保険金の支払い限度額」のことで、事故で契約対象の車両が壊れてしまったり修理が必要になった場合に車両保険金額を上限として保険会社から保険金を支払ってもらうことができます。

車両保険金額の対象は車本体だけではなくエアコンやカーナビなどの付属品も対象としており、車によって市場価値も異なるため保険会社では車両保険金額に幅を持たせて契約者の希望で保険金額を設定できるようにしています。ただし車両保険金額を上げると保険料もアップしてしまうので注意が必要です。

損害保険会社 車種
プリウス プリウス プリウス
ZVW51/285万円/AEB有 ZVW51/330万円/AEB有 ZVW51/375万円/AEB有
アクサダイレクト 61,030円 61,920円 62,750円
84,100円 86,020円 87,840円
SBI損保 74,750円 75,860円 76,910円
104,880円 107,200円 109,390円
三井ダイレクト損保 62,630円 64,760円 65,680円
91,730円 96,430円 98,470円

ランキングに使用した見積もり条件で、プリウスの車両保険金額を下限である「285万円」、中間の「330万円」、そして上限の「375万円」とした場合の保険料の見積もりを比較してみました。上段がエコノミータイプ、下段が一般型の保険料です。

どの保険会社でも車両保険金額を45万円アップさせるとエコノミータイプではおよそ1,000円、一般型では2,000~4,500円ほど保険料がアップしています。一般型では補償範囲も広いため車両保険金額を上げると保険料も大きくアップしてしまう点に注意が必要です。

免責金額の大きさと免ゼロ特約

免責金額とは車両保険における契約者の自己負担額のことです。例えば総額で30万円の修理費用がかかった場合、免責金額5万円を設定していると5万円は自己で負担し残りの25万円を保険会社が支払うということになります。免責金額を設定することで保険会社が支払う保険金額が減るため車両保険の保険料も下がります。

免責金額は「5-10」のように2つの数字で表示され、最初の数字が1度目の事故の自己負担額、2つ目の数字が2回目以降の事故の自己負担額となります。また「免責ゼロ特約」というものがあり、1度目の事故が車体車の事故だった場合に自己負担額がゼロになるという特約もあります。

損害保険会社 車種
プリウス/ZVW51/350万円/AEB有
免責金額(5/10) 免責金額(0/10) 免責金額(5/10)
免責ゼロ特約あり
アクサダイレクト 62,290円 69,360円 65,480円
86,830円 102,440円 91,340円
SBI損保 76,320円 82,130円 79,440円
108,170円 120,320円 111,790円

免責金額の設定によって保険料はどれくらい変わるのでしょうか?上によく選ばれている「5-10」「0-10」「5-10(免ゼロ特約あり)」でプリウスの車両保険の保険料を比べてみました。

自己負担額が最も大きい「5-10」では保険料が最も安く、自己負担額が少ない「0-10」に比べると一般型では12,000~15,000円ほど、エコノミータイプでは6,000~7,000円ほどの違いが見られました。また免ゼロ特約を付けると車両保険のタイプを問わず「5-10」の免責金額よりも数千円の保険料アップとなります。

車両保険の保険料を節約するポイント

どうすれば車両保険の保険料を抑えることができるのでしょうか。補償内容も踏まえながら保険料を節約するポイントを解説しています。

その1.必要に応じてタイプを選ぶ

車両保険を検討されている方でも「一般型」か「エコノミータイプ」かで悩まれている方も多いと思います。一般型で補償を付けると保険料が数万円もアップしてしまうので、本当に必要な補償かどうかを見極めることが大切です。

一般型では「自損事故」や「自転車との接触事故」も補償に含まれているのが大きな特徴です。運転に自信がありこれまで壁や電柱に車をぶつけたことがないという方であればエコノミータイプが適しています。契約対象の車を運転する人とよく相談してタイプを選ぶようにしましょう。

その2.車両保険金額と入れ替え

車両保険金額は保険会社から支払ってもらえる保険金の上限額ですが、必要以上に高く設定しても無駄になるので注意が必要です。例えば市場価格が150万円ほどの車両に200万円の車両保険金額を設定できる場合、車が全損したとしても保険会社から支払ってもらえるのは150万円程度です。上の見積もりでは車両保険金額が50万円異なると保険料が数千円変わってくるので、保険料が無駄にならないように設定することが節約ポイントです。

また同居している親族が高い等級を持っている場合、車両の入れ替えを行うことでトータルの保険料を節約できる可能性があります。等級は大きさに応じて割引率が決まっているため、保険料が高くなる新車や高級車には高い等級を、市場価値が低い型式が古い車には低い等級で契約することが節約ポイントです。

その3.免責金額の設定

免責金額を設定することで保険料を節約することができますが、事故を起こして保険金を請求する可能性が高い場合は免責金額を付けなかったり免ゼロ特約を付けるのがおすすめです。

運転に自信があり保険金を請求する事故を起こす可能性が低い方は「10-10」など、免責金額を高く設定することで保険料を抑えることができます。

その4.保険金請求は修理費用と比較してから

事故で車の修理が必要になった場合にまず行っておきたいのが「修理費用の見積もり」を取ることです。なぜかというと修理費用に応じて保険を使った方が良いのか、使わない方がお得なのかが分かれるからです。

3等級ダウン事故 1等級ダウン事故
・対人賠償保険
・対物賠償保険
・車両保険
・当て逃げ
・盗難
・飛び石
・いたずら、落書き
・水災、台風

例えば修理費用の見積もりが10万円だった場合、保険金10万円を請求して車の修理をしてもらうこともできますが、保険金を請求すると翌年から保険料がアップしてしまう点に注意しなければいけません。

保険料がアップするのは等級がダウンするためで、上のように保険の種類に応じてダウンする等級も変わります。また事故有等級が適用されるため、通常の保険料よりも割高になってしまいます。もし保険金を請求することで10万円以上保険料がアップするのであれば、自腹を切って修理してもらう方が安くなります。

その5.一括見積もりサービスを利用する

そして一番大事な節約ポイントですが、自動車保険の見積もりが一括で取得できるサービスを利用することがポイントです。上の車両保険の保険料ランキングでは、同じ条件でも最も安い保険会社と最も高い保険会社では5万円以上の保険料の違いがありました。無料で一括見積もりを依頼することができるので、自動車保険の保険料を節約したい方はまず利用されることをおすすめします。